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これは日々の作業を通して学んだことや毎日の生活で気づいたことをを記録しておく備忘録である。

HTML ファイル生成日時: 2024/11/21 17:40:55.112 (台灣標準時)

「國立臺灣史前文化博物館南科考古館」の見学

2022 年 08 月下旬に善化牛墟に行った後、新市にある「國立臺灣史前文化博物館南科考古館」 に見学に行ってみたでござる。漢族が来る前の台灣についての博物館でござっ た。考古学の研究でわかったことだけでなく、考古学の研究手法についても説 明がなされていたでござる。よくわからなかったのでござるが、例えば、発掘 された動物の化石などから、当時の生息数などを推定することができるようで ござる。いろいろな仮定やモデルを間にかませないといけないように思うので ござるが、実際にはどのようなことをしているのでござろうか。また、男女で 頭蓋骨の形状が異なるので、頭蓋骨の形を見ることで性別の推定ができるよう でござる。

個人的に、興味を持ったのは、石の大きさの違いによる名称の違いについての 説明でござった。天文学でも、石というか砂についての研究はもちろんあるの でござるが、多くの場合、 "dust" と表現されることがほとんどで ござる。 "micron-sized dust particles" だとか、 "mm-sized dust particles" などを表記されることが多いように思 うでござる。つまり、天文学だと非常に大雑把にござる。現場に行って一個ず つ石や砂の大きさを測れるわけではないし、重力や水や風により選別されて同 じような大きさの石や砂が同じ場所に集まっているわけではないので、細かく 区別する必要性がないのでござろう。一方で、考古学だと、大きさに依って、 石や砂の名称が細かく定義されているようでござる。しかも、名称が変わる粒 径がはっきりと規定されているようでござる。この粒径の違いによる石や砂の 名称の違いについての展示についてでござるが、考古学関係の人は有効数字に ついて気にしていないような印象を持ったでござる。礫石の範囲が 2.00 mm から 4 mm となっているでござる。また、 1/16 mm は 0.0625 mm となってい るのに対して、 1/32 mm は 0.031 mm となっているでござる。

粒径の違いによる石や砂の名称
英語 中国語 粒径の範囲
gravel 石礫 2.00 mm から 4096 mm
sand 1/16 mm (0.0625 mm) から 2.00 mm
silt 粉砂 1/256 mm (0.0039 mm) から 1/16 mm (0.0625 mm)
clay 沉泥 0.00006 mm から 1/256 mm (0.0039 mm)
注: 粒径範囲は國立臺灣史前文化博物館南科考古館の展示の表記の通り
gravel / 石礫の更に細かい分類
英語 中国語 粒径の範囲
boulder 巨石 256 mm 以上
cobble 圓石 64 mm から 256 mm
pebble 卵石 4 mm から 64 mm
granule 礫石 2 mm から 4 mm
注: 粒径範囲は國立臺灣史前文化博物館南科考古館の展示の表記の通り
sand / 砂の更に細かい分類
英語 中国語 粒径の範囲
very coarse sand 極粗砂 1.00 mm から 2.00 mm
coarse sand 粗砂 1/2 mm (0.50 mm) から 1.00 mm
medium sand 中砂 1/4 mm (0.25 mm) から 1/2 mm (0.50 mm)
fine sand 細砂 1/8 mm (0.125 mm) から 1/4 mm (0.25 mm)
very fine sand 極細砂 1/16 mm (0.0625 mm) から 1/8 mm (0.125 mm)
注: 粒径範囲は國立臺灣史前文化博物館南科考古館の展示の表記の通り
Silt / 粉砂の更に細かい分類
英語 中国語 粒径の範囲
coarse silt 粗粉砂 1/32 mm (0.031 mm) から 1/16 mm (0.0625 mm)
medium silt 中粉砂 1/64 mm (0.0156 mm) から 1/32 mm (0.031 mm)
fine silt 細粉砂 1/128 mm (0.0078 mm) から 1/64 mm (0.0156 mm)
very fine silt 極細粉砂 1/256 mm (0.0039 mm) から 1/128 mm (0.0078 mm)
注: 粒径範囲は國立臺灣史前文化博物館南科考古館の展示の表記の通り

常設展の他に特別展もあり、排灣族 (パイワン族) の人が作ったシャツが展示 されていたでござる。排灣族風の模様の入った服を買ってみたくなったでござ る。

國立臺灣史前文化博物館南科考古館の前の大きな道の名前は、西拉雅大道だっ たでござる。原住民に関連する言葉を地名に残すことに好感を感じるでござる。

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