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これは日々の作業を通して学んだことや毎日の生活で気づいたことをを記録しておく備忘録である。

HTML ファイル生成日時: 2025/09/30 20:20:53.784 (台灣標準時)

日本学術振興会の特別研究員の制度について

日本学術振興会は、毎年、「特別研究員」を募集していて、博 士課程の大学院生や博士号を取得した若手研究員が応募できるようになってい るでござる。大学院生のときに特別研究員 (DC1, DC2) に採用されると、生活 費のことを心配せずに研究に専念できるでござる。また、大学院を修了した後 に、特別研究員 (PD) に採用されると、自分のしたい研究に専念することがで きるでござる。非常によい制度でござる。

なれど、数日前に、衝撃的な話しを聞いたでござる。日本学術振興会の特別研 究員 (PD) として研究していて、今年の一月から台灣の大学に滞在している方 とお話しする機会があったのでござるが、なんと、今や、日本学術振興会特別 研究員 (PD) としてもらう毎月の給料は、台灣でポスドクとして雇ってもらう 毎月の給料よりも少ないそうでござる。日本学術振興会特別研究員 (PD) の給 料は、二十年ほど前は三十六万円ほどだったと記憶しているのでござるが、な んということか、今でも三十六万円ほどだということでござる。全然変わって いないのだそうでござる。ところが、日本円は随分と安くなったので、その三 十六万円をもらって台灣に来ても、現地のポスドクよりも給料が低い、という ことになってしまっているそうでござる。二十数年前だと、 DC1 でも PD で も、特別研究員の給料をもらっていれば、海外に行っても金銭的な心配をせず に過ごせたものでござる。ところが、今や、台灣のポスドクの給料よりも少な いということは、ヨーロッパやアメリカに行ったら、特別研究員の給料ではと ても足りないということになりそうでござる。

日本学術振興会は、外国人向けの特別研究員の事業もしていたように記憶して いるのでござるが、外国からの応募は少なくなっていたりしないのでござろう か。

我が祖国の科学技術政策、大丈夫なのでござろうか。



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