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これは日々の作業を通して学んだことや毎日の生活で気づいたことをを記録しておく備忘録である。

HTML ファイル生成日時: 2024/11/21 17:40:55.112 (台灣標準時)

帰無仮説の棄却と統計的に有意であることについて

大學の語言中心 (Language Center) で、「高等科學日文」という日本語の講 義を開講しているでござる。雑誌の "Newton" の記事を読んでいる のでござるが、今週は 2023 年 08 月号に掲載されている「統計データの落と し穴」という記事を読んでみる予定でござる。一昨日、一通り読んでみたので ござるが、一部、読んでもすんなり理解できない部分があったでござる。「統 計的に有意とは?」という部分でござった。「コインを投げて、五回続けて表 が出たときに、コインに細工がされているのかどうか考える」という内容でご ざった。どう書いてあったかというと、「『コインには細工はされていない』 という帰無仮説を考える。有意水準を 5% と設定する。コインに細工がないと すれば、コインを五回投げてその五回すべてて表がでる確率は 0.5**5 でおよ そ 3% である。つまり、 p 値が 3% である。 p 値が有意水準よりも小さいの で、帰無仮説は棄却される。だから、コインに細工がされていると考えられ る。」というようなことでござった。何度読んでも、いまいちピンとこないの で、あれこれ調べてみたでござる。Springer のウェブページで、統計の教科 書を探して、十冊くらいダウンロードして、検定 (hypothesis test) の部分 を読んでみたのでござるが、確かに "Newton" の記事にあったよう な内容が書かれているでござる。 confidence level は 5% や 1% に設定する ことが多いそうでござる。そして、 p-value を計算して、 p-value が confidence level よりも小さかった場合、 null hypothesis (帰無仮説) は 棄却してよいそうでござる。疑問に思ったのは、まず、なぜ 5% (或いは 1%) の決め打ちでよいのでござるか、という点でござった。それから、比較すべき は、帰無仮説が正しいと仮定したときに期待される 3% と、実際に試行を行っ て得られた「五回とも表がでる」という事象が発生した割合なのではないかと も思ったでござる。

と思っていたら、このような記事があるのを見つけたでござる。気になったのは、このことだったのでござろうか。

生物学や医学では、この p-value と confidence level を比べて帰無仮説が 棄却できるかどうか判断する方法が流行っているようでござる。

"Newton" に掲載されていた「統計データの落とし穴」という記事 は以下のものでござる。



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