Notebook

これは日々の作業を通して学んだことや毎日の生活で気づいたことをを記録しておく備忘録である。

HTML ファイル生成日時: 2024/12/21 11:44:57.596 (台灣標準時)

tigervnc 1.14.0 について

数ヶ月前から、 VNC を使うようになったでござる。以前は、 SSH の X11Forwarding を使って、遠隔地の計算機を使っていたのでござるが、 VNC を使うと便利だと気づいたでござる。 SSH の X11Forwarding だと、複数の場 所で同じ X client を使うことができないのでござるが、 VNC だと、例えば、 研究室で作業していたことの続きを、別の場所でその同じ画面を使ってそのま ま続けて作業できるでござる。

pkgsrc-2024Q3 が公開されているので、一台の仮想機械で pkgsrc-2024Q2 か ら pkgsrc-2024Q3 移行してみたでござる。普段使っているプログラムはコン パイルできて、特に問題なさそうであったので、他の機械でも pkgsrc-2024Q3 に切り替え始めたでござる。なれど、 tigervnc で気になることがあったでご ざる。 config や xstartup ファイルの記述が反映されなくなったように思わ れたでござる。ウインドウマネージャーに fvwm3 を使っていたのでござるが、 別のウィンドウマネージャーが使われるようになったでござる。また、画面の 大きさも指定していた 3600x2000 ではなく、小さな画面になってしまってい たでござる。 tigervnc は pkgsrc-2024Q2 では 1.13 でござったが、 pkgsrc-2024Q3 では 1.14 になっていたでござる。 man vncserver を実行し て、説明を読んでみると、なんと設定ファイルの置き場所が変わっていたでご ざる。 1.13 のときは、 ~/.vnc に config や xstartup などのファイルが置 かれていたのでござるが、 1.14 になってからは ~/.config/tigervnc に設定 ファイルが置かれるようになったようでござった。

非常に不親切な対応だと思ったでござる。 1.14 の vncserver の起動時に、 ~/.vnc が既に存在している場合に、「設定ファイルの場所が変わったので、 注意するように」というようなお知らせを表示してほしかったでござる。

以前は、個々のアプリケーションがホームディレクトリにそれぞれの設定ファ イル置いたり、設定ファイルを置くためのディレクトリを作っていたでござる が、最近は、 ~/.config の中に設定ファイルや設定ファイルを入れるディレ クトリを作るように作法が変わってきているのでござろうか。

バージョン 1.13 のときのマニュアルには、以下のように書かれていたでござ る。

fig_202411/xterm_man_vncserver_03.png
fig_202411/xterm_man_vncserver_04.png
fig_202411/xterm_man_vncserver_05.png

バージョン 1.14 では、以下のようになっていたでござる。

fig_202411/xterm_man_vncserver_00.png
fig_202411/xterm_man_vncserver_01.png
fig_202411/xterm_man_vncserver_02.png

tigervnc の GitHub リポジトリーを見てみると、以下のような記述があった でござる。

The viewers and servers now follow the XDG Base Directory
Specification, like "~/.config", for storing files in the home
directory. Existing users will continue using the legacy "~/.vnc"
directory, but new users will get the XDG directories.

なれど、 ~/.vnc が既に存在しているにも関わらず、 ~/.config/tigervnc が 作られ、新たに作られた設定ファイルが優先して使われたように見えるでござ る。

fig_202411/www_github_tigervnc_00.png


Frequently accessed files

  1. Computer___Python/20220518_0.html
  2. Computer___Network/20230726_00.html
  3. Misc___Taiwan/20240207_00.html
  4. Computer___Network/20230516_00.html
  5. Computer___FreeBSD/20220621_0.html
  6. Computer___Python/20220715_0.html
  7. Computer___Network/20230508_00.html
  8. Food___Taiwan/20220429_0.html
  9. Computer___Network/20240130_00.html
  10. Computer___NetBSD/20220817_3.html
  11. Computer___Python/20220410_0.html
  12. Computer___Network/20240416_00.html
  13. Computer___NetBSD/20230119_00.html
  14. Computer___Debian/20210223_1.html
  15. Computer___Python/20221013_0.html
  16. Computer___Python/20210124_0.html
  17. Computer___NetBSD/20220428_0.html
  18. Computer___NetBSD/20220818_1.html
  19. Computer___NetBSD/20240101_02.html
  20. Science___Math/20220420_0.html
  21. Computer___Python/20240101_00.html
  22. Computer___NetBSD/20220808_0.html
  23. Computer___TeX/20230503_00.html
  24. Science___Astronomy/20220503_0.html
  25. Computer___NetBSD/20230515_00.html
  26. Computer___Network/20220413_1.html
  27. Computer___NetBSD/20210127_0.html
  28. Computer___TeX/20231107_00.html
  29. Computer___Python/20220816_1.html
  30. Computer___Python/20230717_01.html


HTML file generated by Kinoshita Daisuke.